先日、当社従業員の自宅でアライグマが目撃されたとの話がありました。
テレビのニュースや特番等で、国内で生息数が増えているということは知っていましたが、まさか、自分の近くにも生息していることに非常に驚きました。
 写真も見せてもらい、確かにタヌキに似ているが、アライグマの特徴である尾の縞々模様がはっきりと確認できます。

アライグマ 加工

 調べてみると、埼玉県内では比企地域を中心に急激に生息数を増やしており、人家に住み着いたり、農作物被害などを引き起こしたりして問題となっているようです。
 埼玉県では「埼玉県アライグマ防除実施計画」を策定し、平成19年3月から、県内市町村や関係機関と連携を図りながら計画的に被害対策を行っているとのことです。

一般的な獣害対策内容としては「罠を使用した捕獲」という方法がイメージできますが、
・捕獲対象外の動物が入ってしまう。
・同時に全数捕獲が難しい。
・逃した捕獲対象動物は警戒して罠に近づかなくなる。
等様々な問題があるようです。
そうした様々な問題に対して、最近では「ICTを用いた大型檻、罠の遠隔監視・操作と捕獲の自働化」が開発されているようです。
具体的には、設置したカメラの画像情報から人工知能が“頭数確認”⇒“害獣領域の抽出と内外判定”⇒“獣種判定”をおこない、判定が成功した場合に捕獲を行うというものです。

捕獲方法等は日々開発・進歩しているように感じますが・・・、できれば共存・共生できる方法は開発できないものかと考えさせられます。